「人・家・車」はそれぞれ長い時間を持っています。例えば日本人の平均寿命は84歳で、晩年は平均して約5年間施設での介護が必要であると言われ、その額は約600万円にもなります。その介護費用を節約するためには健康寿命を延ばすことが何よりも重要になってきます。また、結婚後に賃貸で10年暮らすのと、すぐにマイホームを購入するのとでは、後者の方が後に残らない支出を抑えることができるため1,000万円ほど節約になります。ほかにも車や大型家電なども、購入するタイミングや耐用年数を考えることによって、同じお買い物でもよりお得になる場合があります。長い目で見たときに大きな金額を節約できる方法をお伝えします。

祖父母から親へ、親から自分へ、自分から子供へとバトンタッチされるものは、資産もあれば負債となるものもあります。自分だけで考えるのか、世代を超えて考えるかでお金のことは変わってきます。相続の問題や子供の教育費、介護や病気の治療など、自分や家族の暮らしに関することは、いざというときに困らないようきちんと話し合って準備をしておきたいものです。また、実家を空き家にしないということも重要な節約ポイントです。空き家になってしまうと1,000万円ほどの隠れ借金となり、処分に金銭的にも精神的にも多くの負担がかかります。早めに動くことが何よりも大切ですので、まずは専門家にご相談ください。

お金の問題は誰かに相談することが難しいため、ネットの情報や有名人のノウハウを取り入れている方も多いのではないでしょうか。しかし、最も大切なことは「自分の暮らしに一番合っているか」ということです。都心での暮らしをいくら参考にしても、何の役にも立ちません。例えば、土地の金額が地方では坪5万円なのに対し、東京では坪100万円です。このため住む地域によって住宅事情は大きく変わってきます。また公共交通機関が使える都会と、自家用車が必須な地方都市でも必要な経費が変わってきます。地域の情報や暮らし方に精通した専門家と一緒に、地方だからこそ実現できる素敵な暮らしを考えてみませんか。